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田村元の短歌のよりみち
短歌時評
短歌時評
· 2023/08/13
「意味」と「音楽」 〜寺井龍哉「歌論夜話」
「現代短歌」で連載中の寺井龍哉「歌論夜話」が実に面白い。寛保二年(一七四二年)に、田安宗武に歌論の提出を命ぜられた荷田(かだの)在満(ありまろ)が三日で書き上げたと言われる「国歌八論」を読み進めながら、短歌に関わるもろもろを縦横に論じていて読み応えがある。...
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短歌時評
· 2023/08/06
母音が伝える思い 〜笹公人『ハナモゲラ和歌の誘惑』
前回は、「現代短歌」で連載中の寺井龍哉の「歌論夜話」にヒントを得て、短歌の持つ二つの側面である、「意味(文学)」と「韻律(音楽)」について考えた。 今回は、もう少し短歌の韻律について掘り下げてみたい。貴重な示唆を与えてくれたのが、昨年刊行された笹公人『ハナモゲラ和歌の誘惑』(小学館)である。...
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