田村元 第2歌集『昼の月』
2012年から2020年まで、35歳から43歳までの337首を収めています。
取扱書店は、がたんごとん(小樽)、下北沢B&B(東京)、葉ね文庫(大阪)、本のあるところajiro(福岡)です。 いりの舎 または amazon でも購入可能です。
【帯文より】
ときおり姿を見せる昼の月に、詩歌に関わる<われ>を重ね合わせる。
サラリーマンの<われ>から、そっと手渡されたメモ。
歌はそこから生まれてくる。
かつてあったもの、これから現れるであろう存在を見つめ、いまを詠う田村元の第二歌集。
【自選5首】
・サラリーマンは太鼓持ちではないけれどときをり持ちて叩くことあり
・職場から酒場へ向かふ 西部劇のころがる草のやうな気持ちで
・みちのくの田酒(でんしゆ)のうすき黄を愛でてわれが<わ>と<れ>にほぐれゆきたり
・リビングとベッドの間にラーメン屋なくて小さなどん兵衛ひとつ
・テーブルでMacの画面ひらくとき妻のMacの背と触れ合ひぬ
出版社:いりの舎
発行日:2021年6月22日
装幀:片岡忠彦
定価:2,500円(税抜)
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田村元 著『歌人の行きつけ』
「うた新聞」での3年間の連載をまとめた単行本『歌人の行きつけ』が、2018年12月に刊行になりました。北海道から沖縄まで、歌人ゆかりのお店を探訪して紹介しています。
取扱書店は、アダノンキ(札幌)、がたんごとん(札幌)、紀伊國屋書店新宿本店(東京)、下北沢B&B(東京)、三月書房(京都)、葉ね文庫(大阪)、梅田蔦屋書店(大阪)、本のあるところajiro(福岡)です。 いりの舎 または amazon でも購入可能です。
・amazon売れ筋ランキング「歌集関連カテゴリー」第1位!(2019.2.24時点)
・「散歩の達人」2019.6の書評欄「今月のサンポマスター本」に掲載されました!
・私が選者を務めたEテレ2021年度「NHK短歌」の番組内のコーナー「歌人、この一軒」は本書が原作です!
【帯文より】
文献から歌人の“行きつけ"を発掘、実際にその店の暖簾をくぐり、歌人たちの横顔や交流に思いを馳せながら酒を飲む。
「うた新聞」で好評連載された田村元のライフワークにして、北海道から沖縄まで歌人の足跡を辿ったフィールドワーク、待望の単行本化。
秋葉四郎、久々湊盈子との対談に加え、書き下ろし二編、人名索引を追加収録。
ここから、新たな短歌交流史が始まる!
【主な収録歌人】
斎藤茂吉、吉野秀雄、佐藤佐太郎、宮柊二、山崎方代、塚本邦雄、玉城徹、寺山修司、小中英之、春日井建、福島泰樹、仙波龍英、谷岡亜紀、俵万智など(敬称略)
出版社:いりの舎
発行日:2018年12月25日
装幀・イラスト:久下沼朱紗
定価:1,800円(税抜)
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田村元 第1歌集『北二十二条西七丁目』
1998年から2012年まで、21歳から35歳までの371首を収めています。歌集のタイトルは、大学時代の四年間住んでいた札幌の住所から取りました。原則として編年体で構成、作歌年次を明記しています。 第13回歌壇賞受賞作を収録。
第19回日本歌人クラブ新人賞受賞、第4回神奈川県歌人会第一歌集賞を受賞!
【自選5首】
・この街にもつと横断歩道あれ此岸に満つるかなしみのため
・カウンターの隣は何を待つ人ぞわれは春雨定食を待つ
・マークシートの円をわづかにはみ出して木星の輪のやうなさみしさ
・俺は詩人だバカヤローと怒鳴つて社を出でて行くことを夢想す
・サラリーマン向きではないと思ひをりみーんな思ひをり赤い月見て
出版社:本阿弥書店
発行日:2012年7月14日(初版)、2013年6月24日(2刷)
跋:三枝昻之
装幀:松岡史恵
定価:2,600円(税抜)
版元品切れのため、著者の手元にある在庫をamazonのマーケットプレイスに出品しています。新品未読品です。画像をクリックするとamazonにリンクします。
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幻戯書房編『トリビュート百人一首』
26人の現代歌人が百人一首の歌を現代短歌に新訳。本歌と新訳についてのエッセイも収録されています。
私は文屋康秀、大江千里、菅家、三条右大臣の歌を担当しています。平安の和歌と平成の現代短歌を同時に味わえる一冊です。
平成31年3月の神奈川県立高校入学試験(定通分割選抜)の国語の問題に、『トリビュート百人一首』所収の田村元の文章が採用されました!
参加歌人は、岡井 隆、高島 裕、佐伯裕子、望月裕二郎、石川美南、今橋 愛、田村 元、加藤治郎、内山晶太、沖ななも、佐藤弓生、大松達知、光森裕樹、栗木京子、米川千嘉子、仲井真理子、雪舟えま、黒瀬珂瀾、永井 祐、川野里子、山田 航、荻原裕幸、今野寿美、東 直子、尾崎左永子、馬場あき子です。
出版社:幻戯書房
発行日:2015年3月3日
装幀・本文デザイン:緒方修一
カバー装画:苗村さとみ
定価:1,800円(税抜)
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三枝昻之編著『今さら聞けない短歌のツボ100』
「短歌と和歌はどう違う?」など、短歌の基本をQ &A方式で学べる入門書です。主要論点の再確認にも使えますので、初心者の方でなくても活用できる一冊になっています。
私は「比喩」と「題詠」についての疑問に答えています。
出版社:角川学芸出版
発行日:2012年2月25日
ブックデザイン:片岡忠彦
定価:1,600円(税抜)
kindle版もあります。画像をクリックするとamazonにリンクします。